ジョハリの窓

以前、スタッフが参加した異業種交流会の発表を聞いて刺激を受けました。その時のテーマは「意識転換」。自分の成長を止めている原因を解明し、その対処法をクリアにしようという研究で、明快な仮説をもとに考察を展開していました。この中で使っていたのが「二次元マップ」。不平不満の原因を「ポジ⇔ネガ」、「自分⇔他人」の2軸で分析し、気づき、発見につなげていました。

発表後には懇親会もあり、参加メンバーと直接お話する機会を得ました。そこで感じたのは、皆さん研究会に参加して「従来の自分(と思っていたもの)とは異なる一面に気づいた」ということ。これを多くの方が語っていました。異業種交流での議論を通じて、バイアスのかかっていない自分を発見し、それが成長につながったようです。自己変革のきっかけですね。今回は「二次元マップ」と「自分発見」に関連がある『ジョハリの窓』についてお話しします。

ジョハリの窓は聞いたことがある方も多いと思います。研修などでよく耳にしますね。「自己分析する心理学モデル」で、心理学者のジョセフ・ルフトとハリントン・インガムよって1955年に考案されました(名前を合わせてジョハリ)。「自分:知ってる⇔知らない」、「他人:知ってる⇔知らない」の2軸(二次元マップ)で自己分析する。自他とも知ってる象限は「開放」、自他とも知らないは「未知」、自分知ってる他人知らないは「秘密」、自分知らない他人知ってるは「盲点」。この4つの窓に分類し、一般的には開放の窓を広げようという文脈です。それによって認識のズレが解消してコミュニケーションが円滑になり、対人関係が良好になるという流れです。

ジョハリの窓分析は自己開示を伴うので、信頼のおけるメンバーと行うのが重要。でもいつものメンバーだと固定観念もあるし・・・。ということで異業種交流が絶好の機会になったのかもしれません。私見では「盲点→開放」という流れが自己理解や新たな気づきが大きく、とても有効なルートだと思います。自分が気づいていない強みや弱みを知って、自分らしさを上手に磨きたいです。ちなみに、相手の盲点をそれとなく語るとモテるらしいですよ。「自分では気づいてないかもしれないけど、〇〇なところが素敵だよね」、「えー、全然気づいてなかったー」。。。私は本で読んだだけですので、このとおり実践して「キモい!」ってことになっても責任は負えません。念のため。

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