インプットしよう

仕事の全体像は「入力(インプット)→処理→出力(アウトプット)→フィードバック」です。これが個々の仕事のサイクル。PDCAだとDCにあたります。もう少し大きくとらえると、PDCA全体になる。詳しくは、Kindle書籍「らせん回転で成長する仕事術(1~4)」に記載していますので、ご興味があれば読んでみてください。Unlimited登録の方は「読み放題」で入手できます。

よく話しますが、仕事のサイクルを飲食店(料理)に例えるとこうなります。インプット→食材集め、処理→調理、アウトプット→サーブ。フィードバックがお客の評判。そしてお店の全体運営が「経営課題→計画→実行→評価→修正」=PDCAとなります。毎日の仕事に全力投球して質を上げつつ、中期的な課題解決、高付加価値化に取り組み、ビジョン実現を目指す。全てがかみ合わないとうまくいかないし、お店もスタッフも次の成長はない。

ここで日々の仕事について、少し大きく考えてみましょう。私たち会社員の仕事は狭義にはアウトプットを求められています。一般の会社は、主に社員のアウトプット(成果・実績)に対して給料を支払っている。その前段階の処理(思考・行動)は仕事経験の中で覚え、鍛える。しかしインプット(ここでは、知識・リテラシー・スキル)については、個々人の自己努力に委ねているというのが実情です。研修などもありますが、それを自分のものとして消化するかどうかは本人次第。受け身ではなく、主体的に自己投資する姿勢が必要です。会社は家で勉強しても時間給は払いません。しかしここで差がでる。

最近書店では「アウトプット系」の本が山積みされています。「実践こそ全て、インプットなんていらない」など刺激的なコピーも目にします。確かにインプットばかりしてアウトプットしなければ意味がない。しかしそんな人はいません。基本的に会社員の仕事はアウトプットだからです。多くの本の趣旨は「行動しなさい」ということですが、「インプット不要」は誤解される。独立系著者の武勇伝を、そのまま自分に当てはめるのは無理。まずはインプットが大事です。「草を食べない牛からミルクは出ない」。そしてインプットは広い。情報、専門知識、一般常識、教養、スキル・・・。勉強しましょう。本を読みましょう。話を聞きましょう。あまり細部にこだわらずに、楽しくインプットしたいですね。

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