チームワーク
カーリングの北京五輪最終予選がオランダで行われ、女子の日本代表ロコ・ソラーレが韓国に快勝し、五輪出場を決めました。ロコ・ソラーレは、銅メダルに輝いた前回平昌五輪から2大会連続の出場です。この時期にやっと出場が決まるのですね。そもそもこの大会に出るため、9月に日本代表決定戦をやっている。熾烈な戦いでした。最大のライバル北海道銀行に2連敗と追い込まれ、そこから3連勝で逆転しています。選手たちは「崖っぷちから這い上がってきた強さがある」と胸を張っています。今回の最終予選でも強い気持ちが際立った。全員が勝利を信じて、技と気合いで勝ち抜きました。成長してますね。
ロコ・ソラーレは北海道北見市にある女子カーリングチーム(一般社団法人)。創立者は本橋麻里さんです。この人、オリンピックに出てましたね。現在の中心選手は藤澤五月さんで、スキップです。私カーリング詳しくありませんが、ストーンを投げる人ですかね。この人、すごい実力らしいです。高校生のころから数々の大会で優勝し、世界大会にも出場している。日本のカーリング界では天才といわれているそうです。プレースタイルはハイリスクハイリターンで、攻撃型の選手。スキップがクローズアップされますが、カーリングはチームワークが勝負です。心技体がチーム全体で連鎖する必要がある。通常、スポーツの代表は、優秀な個人が集まってナショナルチームを結成します。野球とかサッカーとか。カーリングは、チームごと出場する。それほどチームワークが大切なのでしょう。
仕事でもチームワークが大切なのは当然です。しかし組織が大きくなると、分業によって役割が細分化され、のりしろが見えにくくなる。昨今のオンライン化でますますチームワークの維持・強化は難しくなっています。こうなるとリーダーの役割が重要。マネジメントよりもキャプテンシーが求められます。PC画面の向こう側から指示するのではなく、同じグラウンド、コート、リンクの中でリードする。そんな姿勢が大事ですね。カーリングチームの笑顔を見てそう感じました。