2022年3月
「若手を抜擢すべし」という勘違い
経営変革が求められる現在、「若手の抜擢は善で、ベテランの重用は悪」という風潮があります。しかし実際は思ったほど若手の抜擢は多くなく、ベテランが重用されています。(なおここで言う若手とは新入社員のような若者ではなく、役職者 […]
「交渉は駆け引きである」という勘違い
ビジネスで交渉は重要です。折衝やネゴシエーションなどとも言います。得意先との商談、労使協議、関係部署間の調整など、多くの場面で「建設的な交渉」が必要となります。理想は双方にとってのwin-winですが、そううまくはいきま […]
「マーケティングは最先端技術」という勘違い
マーケティングは日進月歩で進化しています。実際WEB、SNS等のデジタル化で、方法論は大きく変わっています。コトラー先生も、マーケティング3.0(邦訳2010年)、4.0(邦訳2017年)を出しています。製品の差別化、顧 […]
「部下はほめて育てる」という勘違い
部下をほめて育てるということ自体は間違いではありません。しかし、それが最善だと思い込むことは大きな勘違いです。では「部下は、ほめたり、しかったり、バランスよく育てる」というのはどうでしょう? 結局、ほめるのもしかるのもど […]
「ゲーム理論は理屈にすぎない」という勘違い
ゲーム理論というと、古い印象があるのではないでしょうか。昔少し習ったような気がしますね。有名なのは「囚人のジレンマ」。内容は割愛しますが、要するに「情報が遮断された状況で行き着く結論の理屈」です。利得行列という期待値の計 […]
「経営幹部はリベラルアーツを学ぶべし」という勘違い
「経営幹部はリベラルアーツを学ぶべし」と言いますが、これは間違いです。正しくは「若者はリベラルアーツを学ぶべし」です。ここでは話をわかりやすくするために、リベラルアーツ=教養とします。歴史、哲学、美術、自然科学、文学など […]
「抽象的はよくない」という勘違い
仕事でよく「あなたの話は抽象的だ」と言ったりします。これはよくない意味ですね。具体性に欠けるということ。「稼ぐ」ためにはリアリティが必要なので、どうしても抽象度が高い内容は敬遠されます。研修などでも「ビッグワードの使いす […]
「財務会計は担当外」という勘違い
ビジネスには財務会計リテラシーが必要だと誰もがわかっています。しかし、「財務会計はざっくりとはわかるけれど、苦手だし分析に自信がない」という人が多いのではないでしょうか。心の中に「自分は財務会計は担当外だ」という勘違い・ […]