世代傾向

新聞にZ世代についての記事が載っていました。トレンド評論家牛窪恵さんのインタビューです。Z世代とは10代後半から20代後半の人たちで、一つ一つの消費や行動を慎重に吟味する傾向が強いとのこと。この世代は、子どもの頃の東日本大震災の記憶が強烈で、感染症の影響で学生生活や社会人生活のスタートも一変しました。「何が起こるか分からない」という意識が強い。だから情報を広範に集めて選択肢を増やそうとします。例えば、就活で内定が決まっても、同時に転職を研究する。Aという選択肢だけでは不安だから、Bを準備します。キーワードは「普通」。普通が一番だという感覚が強い。不透明な将来に不安を感じて、変化をリスクと捉えます。だから継続や安定を求める。Z世代は自民党の支持が高いそうです。

そしてこのZ世代の親たちが団塊ジュニア世代です。現在40代後半~50代前半で、第2次ベビーブームで生まれた人たち。就職氷河期の世代でもあり、格差が大きい。住宅ローンや教育費負担などで余裕がありません。親子関係も難しい年代です。もちろん世代傾向は全員にあてはまるわけではありません。しかし、世の中の流れを把握するために、その傾向は知っておいたほうがいいでしょう。団塊世代、バブル世代、団塊ジュニア世代、ゆとり世代、Z世代などをよく聞きます。新人類、しらけ世代、脱ゆとり世代などと言う言葉もありました。多様な個人を枠にはめてはいけません。でも世代の理解は必要だと思います。顧客ニーズにも直結しますからね。

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