決める勇気
令和4年が始まりました。年始なので、今年のスタンスを決めている人も多いかと思います。「今年は積極的に挑戦する」、「今年は地道な努力を継続する」、「今年は一番になる」・・・。この「決める」ということが大切だと感じます。今の時代、状況を見て臨機応変に対応する柔軟なスタンスも大事ですが、最初から決めるという覚悟や思い切りも重要です。
今、箱根駅伝を見ながら書いています。1区です(10Km時点)。中央大学の吉居選手が飛び出して先頭を走っています。解説の瀬古さんや渡辺さんは「吉居君は最初から飛び出すことを決めていましたね」と言っています。通常、一区は一斉スタートかつ失敗できないので、スローペースになります。昨年もとんでもなくスローだったとのこと。そんな中で吉居選手は飛び出しました。集団は縦長に伸び、ついていけない選手も出始めた。これが作戦であり、「最初から決めていた」ということでしょう。しかし決してギャンブルではない。元々実力者だし、本日のコンディションもよかったのだと思います。
仕事でも同様。会議や研修などの質疑で、必ず一番始めに発言する人がいました。必ずです。本来性格的には控えめで、前に前に出るタイプではありません。「彼は決めているんだろうな」(一番最初に発言する)、と言われていました。これは一例ですが、商談でも、討議でも、プレゼンでも、何かを決めて事に臨むのは勇気がいります。それでもぶれずに決めて、やり切る。今も箱根駅伝1区の吉居選手は先頭で飛ばしています。15kmを過ぎました。がんばれ!