戦略と戦術

高校サッカー選手権の準決勝と決勝のチケットを買いました。一昨日の開幕戦も、急遽思い立って国立競技場に観に行ってしまった。高校生が一生懸命プレーする姿は、本当に惹きつけられます。そして、サッカーは番狂わせがあるので面白い(昨日も近代和歌山が流通経済大柏を破った)。バスケットやラグビーではありえない、ジャイアントキリングがあります。昨日テレビ(BS)で、女子サッカーの皇后杯を見ました。大宮アルディージャVENTUSと日テレ東京ベルディメニーナの試合。大宮はWEリーグ(プロ)、メニーナはU-18(中高生)です。結果はメニーナが4-0で圧勝。実際、圧倒していました。フィジカルも技術もプロを上回っていた印象です。メニーナはその前の試合でも、強豪INAC神戸レオネッサを破っている。まぐれではなく、正真正銘の「強いチーム」です。

テレビを見ながら戦略と戦術について考えました。日頃の厳しい練習、技術的には同世代最高レベル、とうのが前提です。その上で考えた。目的はもちろん勝つこと。戦略は、「若さを活かし運動量で圧倒すること」だったのではないでしょうか。そして戦術。中盤から複数人でプレスをかける。相手にボールを自由に支配させない。運動量が豊富なので、複数で早いプレスをかけることが可能です。大宮の選手はボールを持てても攻めでは2~3秒。メニーナは、プロはやらないような、献身的で泥臭いサッカーを展開していました。

戦略に基づいた戦術が大切。あたりまえですが、なかなか具体化するのは難しい。でも結果を出すチーム・人物はやっています。メジャーの大谷翔平選手もそうです。彼の今年の戦略は、①飛距離アップと②制球力アップ。そのための戦術は、①バルクスイングと②カットボール。とても具体的です。ともすると戦略ばかりがクローズアップされますが、結果を出すための戦術が重要、そんなことをあらためて感じました。

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