なんとなくイイ気分
考え方や生き方に関する書籍を「自己啓発本」と呼んだりします。私もたまに読みます。以前ブログでも、Testosterone氏(筋トレ家)や枡野俊明氏(禅僧)の本を紹介しました。今回は佐藤伝さんの本をご紹介します。「行動習慣コンパス」。佐藤さんの本は数冊読んだことがあり、好きな作家です。行動習慣の専門家として研究、発信を続けていて、気楽に読めるものが多い。本の中からいくつかピックアップしたいと思います。
その①、人生で最も大切なことは「なんとなくイイ気分」で生きていくこと。なるほど。すべてが好循環で回りますね。逆を考えたらわかる。「なんとなくイライラした気分」だと、まわりもイライラしてる人だらけになる。ご機嫌な人は離れていく。イイ気分でいると、明るい人たちが集まってきます。
その②、考え方より感じ方。事実は一つ、感じ方は二つ。快か不快か。人間は起きた出来事(事実)に対して、感じる→考える→行動する、の順番で進みます。だから最初の感じ方が最も大切。「快→プラス思考→やる」になります。反対だと、「不快→マイナス思考→やらない」。例えば仕事仲間が相談に来た。これを快と感じるか、不快と感じるかで、その先は大きく変わる。これは心のクセづけだそうなので、習慣で変えられるようです。
その③、人生は愉快なラボ(実験場)。気になったら、見る、聞く、やってみる。「好奇心と冒険心」ですね。チャンス感度につながります。実験は賭けではありません。何度でも修正できます。小さくてもいいのです。
その④、必死より本気。必死はダメ、文字通り必ず死んでしまう。一方、自然体の本気モードだとなぜかうまくいく。必死→短期的な燃焼で、悲壮感が漂う。本気→長期にワクワクが続き、パワーが出てくる、まわりも応援したくなる。本気モードでいきたいです。
そして、その⑤、大感謝・大満足。大きな感謝をすれば、必ず大きな満足がやってくる。先に感謝することが重要。その機会としておすすめなのは、朝起きたとき、お風呂に入ったとき、夜寝るとき、の3回だそうです。特定の誰かに、というよりも、「ありがとうございます」という言葉が大事なようです。
「感謝→イイ気分」という大きなシナリオがあります。お互いを尊重する、自分を肯定する、そんな姿勢があります。日々、機嫌よくいきたいですね。