上機嫌でいこう

好きな本を1冊ご紹介します。「運転者~未来を変える過去からの使者」。大変有名な本なので、読んだ方も多いかもしれません。著者は喜多川泰さん。学習塾の先生だそうです。小説なのでネタばれにならないように、内容をざっとだけ。何もかもうまくいかない保険の営業マンが、不思議なタクシーに乗った。その行先で起こることと、運転手との会話から、だんだん気づくことがある。。。ファンタジーに分類されるお話です。この中の一部分にだけ触れます。それは上機嫌が大事だということ。

世の中、不機嫌な顔をした人が多いですね。顔だけでなく、基本姿勢そのものが不機嫌になっている。これだと幸せになれない。こういう人は言います。「不幸なことばかり起こるのに上機嫌になんてなれない!」って。でも実際は、「不機嫌な人に、人生で起こる幸せの種を見つけることはできない」、これが正しい。でも「上機嫌になれ!」と言ったって簡単ではない。どうしたら上機嫌でいられるんでしょう? この本は教えます。「ちょっと損得から離れる」。そのためには、「純粋に未知のものに対して興味を持つ」ことが大切。なるほど納得。よく言う「好奇心を持とう。感度を上げよう」と根っこは同じです。「運転者」という本からは、この他にも多くのことが学べます、というか感じ取れます。

さて機嫌の話。以前ご紹介した本「ストレスゼロの生き方」でも、著者のTestosterone氏は言っています。「不機嫌な相手にはかかわるな。ご機嫌を取る必要なんてない。大人だったら、自分の機嫌は自分でコントロールするのがマナー。そんなやつからは一刻も早く離れろ!」。そのとおり。そしてまず自分自身が上機嫌でいたいものです。

「上機嫌→未知のものに気づく→なんか面白そう→接してみる/話してみる→世界が広がる→Happy」。好循環ですね。些細な事の積み重ねが日常を豊かにします。一方、「不機嫌→未知のものに気づかない→自分以外興味なし→何もしない→世界が狭まる→Unhappy」。悪循環ですね。これでは人も寄って来ない。みんな距離を置く。仕事の好循環も、ベースになるのは「チャンス&リスク感度」です。これはつまり「興味を持つ。好奇心を持つ」ということ。不機嫌に心をシャットアウトしていては、その段階でストップ。その先の貢献実感にも、成長実感にも、もちろんHappyにもつながりません。著者の喜多川さんは、塾生に刺激を与えるため授業の前にお話をして、それが本になった。いい塾ですね。会社組織でも、好奇心旺盛なチームになるよう、お互いに刺激を交換したいですね。

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