「学び」を続ける

社会人の1日あたり勉強時間は、どのくらいでしょう? 答えは6分です。えっ、ほんと? 2016年の総務省の社会生活基本調査によると、日本人就業者の学習、自己啓発のための時間は1日平均6分ということです。この調査、生活時間の配分を調べるために5年に一度実施しています(だから今年実施)。総サンプル数は35万人で非常に信頼性が高い調査です。あくまで平均なので、多くの社会人の勉強時間は0分なのでしょう。おそらく、やってる人とそうでない人の差があるんだと思います。少し中身を見てみましたが、男女、年代でもほとんど違いはありません。一方で、「休養・くつろぎ」は毎日約90分、「テレビ・ラジオ等」も90分、「趣味・娯楽」は30分で、合計3時間30分ほどになります。ちなみに睡眠は7時間。どうやら「時間がないから勉強できない」というのは、言い訳のようですね。

「自分も同じなんで、安心しました」って言っててはだめ。これチャンスですよ。人がやってないことをやれば武器になるし、防具にもなる。経験に勉強を掛け算できれば「強み」になりますね。でも多くの人は、「できない」のではなく「したくない」のだと思います。疲れてるし、面倒だし、そもそも勉強が嫌いかもしれない。「勉強」というと抵抗感がありますが、「学び」だとどうでしょう。「インプット」では? 試験勉強だけが「学び」ではありません。たしかに資格取得などの目的があったほうがモチベーションは維持できますが、つらいと続かない。やっぱり好奇心・興味をもつことが大切です。

「学び」を習慣化する3つのポイントは、①小さく始める、②時間を決める、③アプトプットする(楽しむ)です。簡単なことから始める、寝る前に30分教養本を読むと決める、インプットした要旨を家族に話す(Evernoteにメモる)、などなど。インプット情報は脳の海馬に保存され、睡眠中に記憶として定着するので、本を読むなら夜(寝る前2時間以内)がいいですよ。さらに、インプットは集中学習よりも分散学習のほうが効果的なので、通勤などの隙間時間がピッタリ。Bluetoothイヤホンでビジネス系YouTubeを聞き流すのもいい。

教養をインプットする最も手軽な方法は本を読むことです。ネットと違って本は出版社を通しているので、情報が確かだし読みやすい。あと外出して、実際の歴史・文化・芸術にふれるのもいい。さらに教養・知見・スキルのある人と直接話すと、大変刺激になり増幅効果大です(本・旅・人)。自分なりに工夫して、主体的に、勉強、学び、インプットに挑戦したいですね。きっと世界が広がります。

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